データのバックアップやテレビ録画で長く愛用してきた「DVD-RAM」が、手元のストック切れで必要になりお店に行ったけれど見当たらない。
そんな経験をして、焦ってこのページにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
調査してみた結果、主な販売店は以下の通りでした。
・ネット通販(Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング、メルカリ、ヤフオク!)
購入するならネット通販を利用すると良いでしょう。
実店舗での入手はほぼ絶望的な状況となっており、在庫を探して店舗を回るのは時間と労力の無駄になってしまう可能性が高いからです。
ネット通販であれば、まだ流通している貴重な在庫や、状態の良い中古品を見つけられる可能性があります。
\ 値段をチェック! /
- 家電量販店やホームセンターなどの実店舗では在庫がほぼ全滅している
- Amazonや楽天などのネット通販ならまだ購入できる可能性がある
- DVD-RAMは主要メーカーすべてが生産終了しており新品は貴重である
- 今後はBD-REや外付けSSDなど代替メディアへの移行検討が必要である
DVD-RAMが売ってる場所はどこ?

かつてはパソコンコーナーや録画メディア売り場に行けば当たり前のように並んでいたDVD-RAMですが、2025年の今、その姿を見かけることはほとんどありません。
ここでは、実店舗とネット通販それぞれの販売状況について、私が実際に調べた結果を詳しく解説していきます。
家電量販店などの実店舗に在庫はない
大手家電量販店でDVD-RAMを見つけるのは、残念ながら砂漠で水を探すようなものです。
ビックカメラやヨドバシカメラ、ヤマダデンキといった主要な量販店では、すでに売り場から姿を消しています。
現代の店舗は在庫管理が徹底されており、生産が終了した商品は棚のスペースを空けるために速やかに撤去されるのが常だからです。
私も実際にいくつかの店舗を回ってみたり、各社のオンラインショップで店舗在庫検索を試みたりしましたが、結果は厳しいものでした。
店員さんに聞いても「お取り寄せもできません」と返答されるケースがほとんどで、正規のルートで新品を入手するのは極めて困難だと言わざるを得ません。
ホームセンター等の実店舗も入手困難
家電量販店がダメなら、地方のホームセンターやディスカウントショップなら残っているのではないか。
そう考える方もいるかもしれませんが、こちらも入手できる可能性は極めて低いのが現実です。
たしかに、都市部の大規模店とは違って商品の入れ替わりが緩やかな「街の電気屋さん」や、地方の古いホームセンターには、奇跡的に売れ残った在庫(デッドストック)があるかもしれません。
しかし、それはあくまで偶然の産物であり、「行けば売っている」という保証はどこにもありません。
ガソリン代と時間をかけて何店舗も回った挙句、結局1枚も手に入らないという徒労に終わるリスクが高すぎます。
AmazonでDVD-RAMの在庫を確認
実店舗での入手が絶望的な今、最も現実的な選択肢となるのがAmazonなどのネット通販です。
物理的な店舗を回って足で探すよりも、膨大な出品者が集まるマーケットプレイスで探す方が、圧倒的に効率よく目的のディスクにたどり着けます。
Amazonで探すメリットは以下の通りです。
- 全国のショップや個人から出品されているため、在庫が見つかる確率が高い
- 新品だけでなく、コストを抑えられる中古品の出品状況も確認できる
- わざわざ店舗に行って「売り切れ」の札を見てがっかりする精神的ダメージがない
- 自宅まで届けてくれるので、探すための移動時間や交通費がかからない
ただし、現在はメーカー生産終了品のため、新品は定価よりも価格が上がっている傾向にあります。
それでも「どうしてもDVD-RAMが必要」という場合は、在庫があるうちに確保しておくことを強く推奨します。
楽天などのネット通販で購入する方法
Amazonと並んでチェックしておきたいのが、楽天市場などの大手ショッピングモールです。
楽天には多くの家電ショップやリサイクルショップが出店しており、独自の在庫を持っている店舗が見つかることがあります。
楽天で探すメリットについても整理しておきましょう。
- 楽天ポイントが貯まる・使えるので、少しでもお得に購入できる
- 「お買い物マラソン」などのイベント時に買えば、ポイント還元率が高くなる
- リサイクルショップの出品も多く、掘り出し物の中古品に出会えることがある
- 店舗ごとの評価が見られるため、安心して購入できるショップを選びやすい
特にカートリッジタイプのディスクや、まとめ売りのセットなどは、こうしたECサイトで見つかることが多いです。
これ以上の入手難易度が上がる前に、早めにチェックしてみるのが正解だと思います。
DVD-RAMが売ってる場所とあわせて知っておきたいこと

「売ってる場所」がわかったとしても、なぜこれほどまでに入手が難しくなってしまったのか、疑問に思いますよね。
ここでは、DVD-RAMを取り巻く市場の背景や、これからのデータ保存のために私たちが知っておくべきことについてお話しします。
かつてのDVD-RAM生産メーカーの動向
DVD-RAMは、かつて多くの記録メディアメーカーが製造・販売していましたが、各社とも段階的に市場から撤退していきました。
例えば、記録メディアで有名だったマクセルは、かなり早い段階である2008年頃には自社生産からの撤退を決めています。
また、オーディオビジュアルの名門であるVictor(現JVCケンウッド)も事業の再編や譲渡を経て、市場から姿を消しました。
このように、私たちが馴染み深かったブランドのロゴが入ったディスクは、もはや「過去の遺産」となりつつあります。
最後の砦だったパナソニックの生産終了
DVD-RAMユーザーにとって最大の衝撃だったのは、規格の主導者であり「最後の砦」でもあったパナソニックの生産終了ではないでしょうか。
パナソニックは他社が撤退した後も長年にわたり供給を続けてくれましたが、2019年11月にすべての録画用・データ用ディスクの生産完了を発表しました。
これにより、新品のDVD-RAMがメーカーから正規ルートで市場に供給される道は、事実上完全に断たれてしまったのです。
現在市場で「新品」として売られているものは、すべてこの2019年以前に製造され、倉庫などに眠っていた「流通在庫」ということになります。
DVD-RAMはなぜ生産終了したのか
あれほど便利で信頼性の高かったDVD-RAMが、なぜ市場から消えてしまったのでしょうか。
最大の理由は、やはり時代の変化に伴う「市場規模の縮小」です。
ハードディスクとクラウドの台頭
かつては4.7GBという容量は魅力的でしたが、ハードディスクの大容量化や低価格化が進み、テラバイト級が当たり前になると、容量不足感は否めなくなりました。
さらにGoogleドライブなどのクラウドストレージが普及し、「物理的な円盤」にデータを焼く必要性が薄れてきたことも大きいです。
ブルーレイへの移行
テレビ録画の分野でも、地デジなどのハイビジョン放送を画質を落とさずに長時間録画するには、DVDの容量では足りません。
より大容量で書き換え可能な「BD-RE(ブルーレイ)」が普及したことで、DVD-RAMはその役割を終えたと判断されたのです。
現在もDVD-RAMを再生できるプレイヤー
手元にあるDVD-RAMのディスクを再生したり、データを読み込んだりするための環境確保も重要な課題です。
パソコンの場合、Windows 11は標準でDVD-RAMの読み書きに対応しているので、対応する外付けドライブさえあれば問題ありません。
バッファローやアイ・オー・データ機器などの現行の外付けドライブの多くは、依然としてDVD-RAMの読み書きをサポートしています。
レコーダーの対応状況
一方で、テレビ用レコーダーの「DIGA」などは、最新モデルになるほど対応が縮小されています。
最近の機種では「再生」はできても「録画」機能は削除されていることが多いため、買い替えの際は注意が必要です。
ソニーなどの他社製プレイヤーも基本的にはDVD-RAMに対応していないケースが大半です。
そのため、テレビで視聴したい場合でも、一度パソコンに取り込んでから別のメディアに移すか、中古市場で「DVD-RAM再生対応」と明記された古いレコーダーを探す必要があります。
DVD-RAMからの移行と代替メディア
DVD-RAMが入手困難である以上、私たちは遅かれ早かれ新しいメディアへの移行を迫られます。
用途に合わせて、以下のような代替メディアへの切り替えを検討していくべきでしょう。
| 用途 | おすすめの移行先 |
|---|---|
| テレビ録画 | BD-RE(くり返し録画用ブルーレイ) |
| PCデータ保存 | 外付けSSD、クラウドストレージ |
| 長期アーカイブ | M-DISC(長期保存用メディア) |
特にテレビ録画に関しては、BD-REへ移行することで、画質を落とさずにたっぷり録画できるようになります。
また、PCデータのバックアップなら、USBで繋ぐだけの外付けSSDの方が、速度も圧倒的に速く快適です。
大切なデータを失わないためにも、再生環境があるうちにデータを新しいメディアへ移し替える「引越し作業」を進めることをおすすめします。
まとめ:どこで売ってる?DVD-RAMが売ってる場所
今回は、DVD-RAMがどこで売っているのか、そして現在の市場状況について詳しく解説してきました。
残念ながら、家電量販店やホームセンターなどの実店舗で発見することは極めて困難な状況です。
もし購入を考えているのであれば、以下の方法が現実的な選択肢となります。
- Amazonや楽天などのネット通販で流通在庫を探す
- メルカリやヤフオク!で中古品や個人保管の未使用品を探す
ただし、あくまで「在庫限り」の世界ですので、必要な分は早めに確保しつつ、将来的にはBD-REやSSDなどの新しいメディアへの移行を計画的に進めていきましょう。
この記事が、あなたの大切なデータや懐かしい映像を守るための一助となれば嬉しいです。
\ 値段をチェック! /



